【通学編】職業訓練校でWebデザインを学んでみた

職業訓練

こんにちは。シロです。

前回、職業訓練校体験談(申込~面接編)を投稿しました。

今回は、実際に通学してみた体験談をお伝えします。

「職業訓練校に行こうか悩んでいる」「Webデザインって何を勉強するの?」と言う人に、ぜひ読んでほしいです。

スケジュール

私は、Webデザインを学ぶ職業訓練に4ヶ月通いました。

訓練時間は、9時20分~16時00分(休憩1時間)土、日、祝日はお休みです。

Webデザインの勉強が主な訓練内容ですが、職業訓練の最終目的は「就職」ですので、就活をしなくてはいけません。

そのため、講座受講だけでなく就職支援の講座があったり、就職活動日が設定されています。

カリキュラム

私の通った訓練は、「学科」「実技」「就職支援の3科目に分かれていました。

Webデザイン初心者向けの講座なので、基本的なことが中心となります。

「学科」と「就職支援」については、総受講時間の20%程度で、ほぼほぼ「実技」を行いました。

「学科」・・・安全衛生、DTP概論(色彩学、フォント、illustrator・Photoshopの役割)

「実技」・・・Photoshop演習、illustrator演習、Webページ制作(Visual Studio Code)、ポートフォリオ制作(PowerPoint)、WordPress基礎、Figma基礎、Excel関数

「就職支援」・・・マナー接遇(面接時のポイント、入社後のマナー)、就職支援(就活の進め方、履歴書・職務履歴書の書き方、面接の受け方)、キャリアコンサルティング

先生

Webデザインの講師の先生は、50代くらいの男性の方でした。

今は講師の仕事が中心のようですが、それまではフリーランスでお仕事をされていたとのこと。(フリーランスで仕事に熱中するあまり、首を痛めてしまい、講師業にシフトしたようです。)

先生はずっとWebデザイン業界で働かれていたため、ご自身の経験をたくさんお話してくださいました。授業中に、実際に仕事で制作した作品(パンフレットや絵本など)も見せてくださいました。

また、職業訓練の修了生の就職先についても話してくれたり、訓練生の相談にも乗ってくれるとても話やすい先生でした。

就職支援の講師の先生は、60~70代の男性の方でした。

キャリアコンサルティングの資格をお持ちで、一般企業の人事課に勤務した経験があり、定年退職後はハローワークで就職相談をしたり、企業の採用のお手伝いをされているそうです。

訓練生

訓練生の定員は15名で、ほとんどが女性、男性は2名のみでした。

30代前半までが大多数を占めており、20代前半の子も多かったです。(中には20歳の子も!)

当時37歳だった私は、想像以上に若い人達に囲まれて不安になっていました。

シロ
シロ

こんな若い子たちの中でやっていけるのか・・・??

前職も、営業職、動物看護士、ドラックストア店員、保育士、ネイルアーティストなどなど、多種多様。

職業訓練に来た理由も、「引っ越しのため退職。」「前職が激務で辞めた。」「新たなことにチャレンジしたい。」等々、本当に人それぞれでした。

私は14年間同じ会社で働いており、会社自体が入社後すぐに辞める人が少ない会社でした。

そのため、訓練生の若い子たちのように、入社数年で辞めたり、複数回転職している人がいることに驚きでした。若者の潔さに感心しました。

シロ
シロ

今の子は、スパッと辞めて次に行くのだな・・!(自分ももっと早く辞めればよかったかも!)

訓練の雰囲気

訓練中は1人1台デスクトップパソコンが与えられます。

(このパソコンは購入後かなり経っているらしく、ちょくちょくパソコンがフリーズしたり、時には再起動が必要になったりの、超おじいちゃんパソコンでした。

私の次の訓練講座から新しいパソコンに買い替えられたらしいので、ちょっと悔しいです。)

疑問点や操作がわからなくなれば、先生に授業中いつでも声をかけてOKでした。

先生だけでなく隣の子にも教えてもらったりと、和気あいあいと授業が進んでいきました。

また、授業終了後も17時までは自主勉強可能でした。

訓練のレベル

訓練は、Web関連分野の初学者向けが対象です。

訓練内容も基本的な内容で構成されています。

訓練生の中には、前職でPhotoshop、illustratorを使用していた方もいますが、ほとんど初学者でした。

ちなみに、私もまったくの初学者です。

シロ<br>
シロ

Photoshop、illustrator?名前は知っているよ。

しかし、イラストを描くのが趣味の子とか、細かい作業が好きな子とか、元々のレベルの差もあったのか、初学者の中でもクオリティに差はありました。

私は、絵も下手、細かい作業苦手、デザインセンスゼロ、という状況だったので、周りの子の作品を見ては悲しくなることもありました。

しかし、上手な方の作品を見せてもらったり、作り方を教えてもらったりして、自分の中で少しずつ成長するように努力しました。

職業訓練に通うメリット

①無料で勉強できる

これは非常に大きいですよね!

無料でかつ、プロの先生に教わることができるのは非常にありがたかったです。

基本的な知識や技術も身につけることができます。

②仲間ができる

私が職業訓練に通ってよかったなと思ったのはこれです。

前職を働き続けていたら出会えない仲間に出会うことができました。

年齢や生い立ちがまったく違う人と、Webデザインを学び、就職を目指して、4か月間訓練に通う。

4か月という短い期間でしたが学生時代に戻った気分でした(笑)

職業訓練に通うデメリット

①必ずしもWebデザイン業界に就職できるわけではない

これは、訓練校の事務局の人に最初に言われました。

残念ながら事実です。職業訓練を受講したからと言って就職できるわけではありません。

そりゃそうですよね。どんな業界でも、4か月そこそこ勉強した人、実績がない人を雇ってくれる会社は少ないと思います。

職業訓練は「就職」が目的ですので、事務局の人には、Webデザイン業界に絞らず他の業界等幅広く見ることを勧められました。

とは言え、実際に訓練校を終了して、Webデザイン業界に就職できる人ももちろんいます。

私の周りでは、一般企業のECサイト運営担当やアニメ関連会社に就職しています。Webデザイン関係以外の業界に就職する人もいます。

過去の受講生では、一般企業でチラシ作成やHP更新担当として就職し、その後独立した方もいるそうです。

②時間が拘束される

これは仕方ないのですが、実際に通学して、先生の講義を受講するので時間が拘束されます。

職業訓練は原則100%出席ですので、訓練期間中は日中拘束されます。

「自分の時間が減ってしまう」、「自分の好きな時に勉強したい」という人は向いていないかもしれません。

ちなみに私は独学では絶対に勉強が中途半端になってしまうので、職業訓練はとても合っていました。

以上が、私が実際に職業訓練でWebデザインを学んでみた体験談です。

誰かの参考になればうれしいです!

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